発達専門の医師に不信感を抱いたわけ③
だいぶ前に書いていた記事の続きです。
以前このことについて書いていた時、色々と書きたいこと、伝えたいことがあったはずなのですが…今あまり思い出せない!笑
3回目の診察で何を話したか覚えていない!笑
苦い思い出ではあるのですが、今となってはどうでもよくなってきている!笑
それだけ昇華できてきたということでしょうかね。
でもせっかく書き始めたテーマなので、当時の素直な気持ちと、今の考えと、2つの視点から書いていこうと思います。
我が家が発達の専門外来へお世話になることになったきっかけは、息子が1歳後半になっても母乳しか飲まずご飯を全く食べないことからでした。
1時間おきとか、1時間に数回という超頻回授乳をしていましたが、体重・身長の増えも悪く、貧血もあり鉄剤も飲んでいた状態。
このままだと鼻からチューブを入れて栄養を入れる必要もでてくるという話も出ていました。
チューブは入れずにご飯を食べてほしい!
その一心で、なにか食事に関するアドバイスが欲しいと発達専門の医師に期待を寄せていたのですが…
1回目の診察で具体的なアドバイスはありませんでした。
2回目の診察では1回目の診察でお話したことがなかったことかのように、違う方向性のことを言われました。
3回目の診察は…よく覚えていない。笑
でも発達検査で大体の事はわかるからとおっしゃられていたことは印象深く残っています。
こちらとしては必死も必死。
常に空腹で機嫌が悪い息子相手に、超頻回授乳の毎日。
発育不良、低栄養状態に対する不安と焦り。
医師は親身に話を聞いてくれたと思いますが、共感とか励ましではなくて、具体的な解決策が欲しかったのです。
ご飯をどうやって食べさせるのかという当時の最大の問題に対して、「どうやって食べるようになるかは子どもによる」「食べない子のお母さんは優しすぎることが多い」等という医師からの発言で、私は全責任が自分にあるように感じていました。
なので私が発達専門の医師に不信感を抱いた最大の理由は、
発達「専門」の医師なのに、相談している内容に対して「専門性」が感じられなかった
というところですかね。笑
結局食べさせることに関しては一時保育の保育士さんのおかげで解決していきました。
私は元看護師ということもあって、どこかで 医療>保育 といったイメージがあったと思います。
今思うと非常にお恥ずかしい。
だから「少しくらい無理やり食べさせても大丈夫だと思いますよ」という保育士さんの言うことよりも医師、保健師さん、心理士さんに言われることを重視してしまっていたんだと思います。
医療職者はより専門的な知識を持っていて、医療や福祉的なフォローが必要な子どもと関わる経験値としては保育士さんより高いと思います。
でも保育士さんは、日々の生活を子どもたちと共有しているので、子どもとはそもそもどういうものなのか、肌を通してよくご存じです。
接する子どもの人数や一緒に過ごす時間も医療職者よりも多いと思います。
遊ぶこと、食べること、寝ることに対するしつけはどうすべきか、またどう成長していくかもほぼ毎日見届けてくださいます。
息子は食べないことだけでなく発達の遅れもあったので、医師からすると、発達障害の子どもだから食べないのは仕方ない、スタンダードなやり方では通用しなくても仕方ない、といった感覚があったように思います。
これは医師とのやり取りの中で私が勝手に感じたことなので定かではないですが。
そして私自身も、この子は他の子と少し違うから慎重にやっていかないといけない、保育士さんに任せてしまうのは不安だ、と思っていました。
子どもを見るとき、色眼鏡をかけない、情報・知識などのフィルターを通さない、ということはとても大切だと思います。
「この子はこういう子だから」という決めつけは成長発達の機会を奪うことになる。
私はこの経験から、まず最初に頼るべき子どもの専門家は保育士さんであると学びました。
もちろん、発達の遅れや凹凸があれば医療や福祉の専門家に頼ることも必要ですけどね。
最初からより専門性の高いところへ相談すれば良いという訳ではないこともあるなと!
もちろん 一概には言えないですよ。
これはあくまでも私の経験上の話であって。
私とは逆に、保育士さんとのやり取りで上手くいかず、医療や福祉の専門家に救われた方だってたくさんいらっしゃるでしょうし!
色んなアドバイスがあるけれど、何を選び、実行するのか、そしてどういう結果が得られるのか、最終的に責任をとるのは親ですからね。
私の場合は、医療や福祉の専門家ではなく、まずは保育士さんや幼稚園の先生に相談しようと思う出来事が他にもありました。
また記事にしようと思います!
親としてできることは何なのか、考えさせられる毎日です。