発達専門の医師に不信感を抱いたわけ②
前回の記事の続きです。
発達外来を受診して、次の2か月後の診察まで
発達外来で自分の思うようなアドバイスが得られずとても落ち込みました。
発達うんぬんというよりもとにかくご飯を食べるようになってほしい一心だったので、とにかく参考になる意見がほしかったのです。
もともと小柄な息子でしたが、体重は1歳からずっとかわらず、みるからにがりがりでした。
このままでは鼻からチューブを入れて栄養剤を注入するという選択肢もあるという話も出ていたので、本当に焦っていました。
この息子がご飯を食べない問題を解決に導いてくれたのは、医師や療育関係者ではなく保育士さんでした。
また息子がご飯を食べるようになった過程も別の記事に書いていこうと思います。
今では食欲旺盛で何でも食べてくれるようになっています(^^)
次の発達外来の診察までは保育士さんとのやりとりで、励ましていただき、何とかのりきりました。
私は頻回授乳の毎日で働くことはできない状態でしたが、息子がご飯を食べるきっかけになればと一時保育を利用していたのです。
一時保育の保育士さんは「少しくらい無理やり食べさせていいと思う」「食べると思うよ」という感じでした。
医師の対応の感じから、発達面でもなにか問題があるんだろうかと心配していましたが、保育士さんは「よくわかってるお子さんですよ。みんなそうですよ。」とおっしゃってくれていました。
もちろん気を使っていただいた部分もあるとは思いますけどね。笑
保育士さんのことは信頼していたのですが、「無理やり食べさせる」ということにはかなり抵抗がありました。
トラウマになって余計食べなくなったらどうしようという不安がとても強くありました。
そして発達専門の医師も具体的な方法を提示されなかったですが、無理やり食べさせることに関しては微妙は反応だったので、保育士さんにも無理やり食べさせるのはやめてもらうように私からお願いしていました。
今思うと保育士さんは育児に関してプロなのだから、任せてしまえばよかったのに…
私自身頑固でこだわり強いんだなと痛感。
もちろん無理やり食べさせたことがトラウマになって食べなくなったらどうしようという不安も大きかったし、ここに行きつくまでも断乳に失敗して息子が動けなくなるくらい弱り切ってしまう様子を見たりと色んな経験もあってのことですが…
発達外来での2回目の診察
そんなこんなでご飯を食べることなく2か月後の2回目の診察。
当時2歳前でした。
息子は前回と同様授乳ケープの中で授乳しつつ、診察で大泣き、私の近くでもくもくとおもちゃで遊ぶといった様子。
ここでとてもショックなことが…
何とか横ばいだった体重が少し減っていたのです( ;∀;)
授乳の前後でも体重を測ったりしたのですが、10~15分しっかり吸わせたのに確か100gくらいしか飲めていませんでした。(記憶があいまいです)
標準偏差で言うと-3SD。
前回はそんなに深刻な感じではなかった医師も渋い顔。
そして医師がいったのは「食べない子のお母さんって優しすぎるのよね」
私「少しくらい無理やり食べさせた方がいいってことですか?」
医師「そうだねぇ」
…前回の診察では無理やり食べさせるっていう方針について質問して、その子によるという曖昧な返答だったのに…まあ2か月前の診察で話したことなんて覚えてないか。
この辺は元医療職者なので少しは冷静です。
でも発達専門の医師で、食べない子を診察してるわけだから、食べさせるためにどういう指導をしたかとかカルテ書いてないの?患者の主訴聞いてる?発達の異常も見ていく必要はもちろんあるけど、優先順位としてはまず食事を食べるようになることじゃない?食べさせることに関して自分に引き出しがないなら言語聴覚士とか他の病院とか専門知識があるところ紹介してくれても良くない?なんて同じ医療職者としてその医師に対して批判的な気持ちもメラメラと…
私が嫌悪感を抱いていること、態度に出てたかな。笑
どんな感じだったか記憶曖昧。笑
ということで体重減ってきたし少しくらい無理やり食べさせようという方針を提示していただき、他にもどんなものを食べさせるとか細々したことを話して終了。
次の予約は1か月後でした。
私自身も体重が減ってしまったという危機感が強く、医師が提示する方針もはっきりしたことで、もともと少しくらい無理やり食べさせようとおっしゃってくださっていた保育士さんに「お医者さんも少し無理やりにでも食べさせた方がいいと言われました。よろしくお願いします。」と伝えました。
すると保育士さんは「絶対食べますよ。任せてください」と自信満々な様子。当時どれだけ励まされたかわかりません。
これをきっかけに息子は保育園でご飯を食べるようになったのです!!!
初めておかゆを茶碗半分食べた時は、保育士さんも一緒に泣いて喜んでくれました。
…でも少し食べるようになったからと言って問題はあっさり解決したわけではなく、保育園ではパクパク食べるけど、家では大泣きで食べさせるのに一苦労、からの保育士さんからお母さんが甘いからとやんわり攻撃され病む、などなど。笑
問題は続いていくのでした( ;∀;)
次の記事で3回目の発達外来の診察の様子と、発達検査のことについて書こうと思います。
前回記事で書き忘れていたのですが、初診の時に発達検査の申し込みをしていました。
追記しておきます。